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2014年01月24日
まき網船 最終章
究極のまき網船
これが海外まき網船といって 究極に発達した まき網船です
日本に30数ヶ統いると思います (450トン~700トン)
漁法は 沿岸の小型まき網や日本の中近海を操業する まき網船と全く同じです
まき網漁業の弱点を うまくクリアしてます
作業船(レッコー船)を船尾に搭載して 捕獲した魚も自船に積載して
総員20名前後の乗組員で いわば オール イン ワン というやつです
公海上でカツオ マグロを漁獲対象に操業しますが まき網船は大小に限らず昔から
嫌われ者の代表格ですので 資源枯渇の世論や
マグロ延縄漁船、カツオ一本釣り船を刺激しないように許認可は農水省で
コントロールされてるんでしょうね
しかし 台湾資本の海外まき網船などは増加する一方のようです
波場印
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お待ちしております、
まき網船の牛深での歴史と、いろいろな背景をわかりやすく書いてくださってありがとうございます。
私にとって初めて知る新鮮なことばかりでした。勉強になりました。
船団を数えるのに「ヶ統」を使うのですね。他にもたくさんの専用の言葉があるんですね。
ところで…「デッコウ」ってどういう意味ですか?考えたけどわかりませんでした。教えてくださいますか?
私の知人もこのような巻き網の大学の練習船に乗ったことがあると言ってましたね
魚群探知機(ソナーもふくめて)でどの辺に魚がいるか 位置設定し
網を投入するそうです
でっこーとは投入するときの言葉です
また 巻き網のことで思い出されることがあったらアップしてください
ご訪問して頂いてまして 有難うございました、
デッコーの意味は簡単ですが 説明するのに 難しいので下記のように書いてみました
”魚群に狙いを定めて漁網を投入するタイミングを図る時が 一番 漁撈長や全船員が緊張する場面です 漁撈長のデッコー の掛け声で網を海中に投網して一斉に全船員が作業開始します 多分 レッツ ゴー が訛ってデッコーになったと思います
昭和20年代から 英語と知らないで使ってたと思います
牛深の漁師さんたちは今も 海中に物を投げ入れたりする時 デッコー といいます
でも それが英語だと思ってる人は少ないかもしれません”
大漁丸さんのコメント今気づきました
こんな船で 一度でいいから魚群を 切り回してみたくありませんか?
ブリッジの中は おそらくコンピューター計器で 埋まってるるでしょうし 魚群のいる場所は的確に予測できるようになってるかもしれませんね
英語の レッツゴー だったのですね。全く想像できませんでした。面白いですね。
きっと他にもそういう言葉があるのでしょうね。
135tが199tに増トンしたのですか?
本船の転覆事故などの影響で増トン許可になったのでしょうね
知りませんでした 昔の中型80トンは何トンまでよくなったのでしょうか
最新情報をお知らせくださいましてありがとうございます
源福さんも大栄さんも 何度か事務所に お訪ねしたことがありました、
最後の本船が渡辺建造の中古でしたので 渡辺造船さんにも 大変 お世話になりました
まき網の 漁獲高競争での共倒れからの教訓で 考え方も大分と変わりましたね 祈る大漁です
新船は 昭和50年 長造 で本船、 51年に 串木野の南九州造船で44t灯船 が最後でした、
石田丸の80トン本船は 牛深のF水産さんが最後に使われたと思います
天王さん 源福さんは 海巻もなさっているみたいですが 石田丸さんは
海巻はなさってないのですか?