2014年09月13日
テレグラフ
昭和30年代(1955年)の船のブリッジから機械室エンジンルームに伝達指令を
出す装置がこれでした(まき網 網船69トン)
前進、後進、エンジン出力、 舵を握る人が これを動かして エンジンルームに
いる機関長に指令を伝えるわけです
エンジンルームには 取っ手のない同じようなゲージがあって
自転車のチェーンのようなものと 細いワイヤーで継って 同時に動くようになってます
それを見て機関長がエンジンを操作していました
エンジンの音にかき消されないように 凄く大きな鐘の音が鳴るようにしてあります
子供の頃 これの音が大好きでした
しかし いつも思ってたのは 機関室にいる人(機関員)の大変さ です
低速エンジンのピストン径が250ミリから300ミリの6気筒エンジンですから 音が
凄い上に 機関長の寝台はエンジン本体から2~3メートルのところにありました
よくこんな所で眠れるな といつも思ってました
今 考えてみると車のボンネットの中に いるようなものです
機械室の中は想像もできないくらいの高温だったと思います
そんな中で クラッチの入り切り、 ギアの入れ外し、エンジン 構造が大きいので
大変な仕事だなと いつも思っていました
S40年前半頃から 過給機(ターボ)が着くようになって 中速エンジンで構造も小さく
なり リモコンでブリッジから全てエンジン操作できるようになりました
現在は どんな大きな船でもリモコン操作ですが ブリッジの中、 現代機器の中に混じって
超アナログのこれが装置されてる船をテレビで観ることがあります
飾り? それとも 万が一のことを想定してなのですかね?
ついでに 牛深の漁師さんは前進のことは「ゴヘイ」 後進は「ゴスタン」と呼びます
ゴヘイは「ゴーアヘッド」 ゴスタンは 「ゴーアスターン」がなまってそうなったんで
しょうね